ニラと白菜のエビ炒め 冬の薬膳⑨
小寒、大寒は1年で最も寒い時期になり、冬の養生の総仕上げの時期です。
身体を温めてくれる食材をできるだけ取り入れ、寒さに負けないようにしたいもの。
起陽草ともいわれるニラと身体を温め腎を補うエビの炒め物です。
身体を冷やすとよくない、と最近では広く認知されるようになり、温活など冷やさないよう心がけている方も多いと思います。
冷たいものを飲まない・食べない、冷えない服装にする、お風呂に入る、…などいろいろな方法があるかと思いますが、身体を温める作用のある食べ物をとることも一つです。
東洋医学における冬の養生でも、まずは身体を冷やさないことが挙げられます。
冬の食養生では、身体を温めてくれる食材をベースに献立を立ててみるのもオススメです。
<身体を温めてくれる食材>
えび、まぐろ、羊肉、鹿肉、
にら、ねぎ、らっきょう、しそ、しょうが、
こしょう、山椒、唐辛子、八角、フェンネル(小茴香)、シナモン、黒砂糖など
身体を温めてくれるものはスパイスにも多いので、スパイスを加えてみるものよいでしょう。
なお、冬だからといって身体を温めるものばかりをとりすぎると、身体の中が乾燥してしまいます。
食養生の基本として、陰陽のバランスを保つことも重要ですので、身体を温めるものと身体を潤すもの・余分な熱をとるものをバランスよくとる必要があります。
例えば、白菜、大根、れんこん、かぶ、ほうれん草、牡蠣、など冬においしくなるものばかりです。
旬のものを取り入れつつ、身体を冷やさないよう心がけてください。
ニラと白菜のエビ炒め
<食材のポイント>
◆ 海老(エビ): 身体を温める、腎を補う▶︎詳細な説明はこちら
◆ ニラ:身体を温める▶︎詳細な説明はこちら
◆ 白菜:胃腸を整える
<材料>
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ニラ ・・・・ 一束
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白菜 ・・・・ 1/8株
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干し桜えび ・・・・ 10g
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生姜 ・・・・ ひとかけ
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しょう油 ・・・・ 小さじ1〜2
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酒 ・・・・ 大さじ1
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だし汁 ・・・・ 50ml
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水溶き片栗粉 ・・・・ 片栗粉 大さじ1、水 大さじ2
<作り方>
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ニラは5cm程度、白菜は1cm幅に切る。
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千切りにした生姜と油をフライパンにいれ火にかけ、香りがたったら白菜を炒める。白菜がしんなりしたらニラ、桜えびを加え炒め、しょう油、酒、だし汁をいれる。
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水溶き片栗粉をいれ、全体にとろみがでるまで炒める。
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