長ねぎの豚肉巻き 冬の薬膳
寒さも一段とまして風邪も流行る時期です。
寒さ対策も大切ですが、風邪予防には甘いものを控えることも大切。
甘さ控えめに作る肉巻き、長ねぎを使った風邪に負けないレシピです。
正月が過ぎるともっとも寒い時期に突入すると同時に、冬の土用にも入り冬という季節を完成させて春に移行する時期になります。
この頃、寒さや乾燥から来る風邪やインフルエンザ、ノロウイルスなどが大流行する時期でもあります。
また早い人だと花粉症の症状が出始める時期でもあります。
どれをとっても大敵なのは甘いもの。
ケーキやクッキー、アイスクリーム、チョコレート、菓子パン、甘いコーヒー飲料、ジュース…
などなど日常的に甘いものを食べることが簡単なので、朝食やおやつ、仕事や勉強をしながらつまんだり、食後に食べたりと習慣化している方も多いでしょう。
適量の甘いものは確かに気持ちをやわらげ、ストレスを緩和させてくれますが、あまりに多いと胃腸の働きが落ちてしまいます。
東洋医学では甘いものは、胃腸に湿気をため、消化不良や栄養吸収の妨げになると考えます。
また、胃腸だけでなく内蔵全体を冷やしてしまい、どちらも免疫力の低下につながり、風邪をひきやすくなったり、花粉症などのアレルギー症状を引き起こしやすくなります。
特にジュースやアイスクリームは物理的にも冷たいのでより胃腸の機能が落ち、内蔵を冷やしてしまいます。
食事でもお砂糖を使わずにすることも一つです。
みりんや甘酒など発酵食品の甘さは胃腸に負担をかけないのでおすすめです。
せめて冬の土用の期間(2018年は1月17日〜2月3日)だけでも、いつもより甘いものを控えて風邪やインフルエンザにかからないよう過ごしてみてください。
長ねぎの豚肉巻き
<食材のポイント>
今回のレシピで使っている食材
◆ 長葱:冷えから来る風邪を発散させる、冷えをとる ▶︎ 食材の説明はこちら
◆ 豚肉:身体を潤す、空咳を止める、腎を補う ▶︎ 食材の説明はこちら
◆ 黒胡椒:お腹を温める、気の巡りを良くする
<材料>(2人分)
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豚肉 ・・・・ 180g
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長ネギ ・・・・ 1本
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エリンギ ・・・・ 50g
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片栗粉 ・・・・ 適量
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塩 ・・・・ 少々
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黒胡椒 ・・・・ 少々
(たれ)
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醤油 ・・・・ 大さじ1
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みりん ・・・・ 大さじ1
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酒 ・・・・ 大さじ1
<作り方>
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長ねぎは5cm程度に切りそろえ、半分に切る。エリンギも5cm程度にきる。
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長ねぎの間にエリンギをはさみ、豚肉で巻き、片栗粉をまぶす。
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油をひいたフライパンで2を焼き目がつくまでまんべんなく焼いたら、たれをかけて全体を絡める。塩、胡椒で味を整える。
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