2017-01-01から1年間の記事一覧
秋冬は乾燥し、肌も潤いがなくなりがち。東洋医学には以蔵補臓という考えがありますが、肌が乾燥しやすい時期は鶏の皮がおすすめ。適度に脂質を摂ることで乾燥から体を守ってくれます。 冬至に向けいよいよ日も短くなり、本格的な冬の寒さになってきました。…
冬は身体の内側を充実させる時期で滋養のあるものを特に摂りたい季節。黒い食材は冬の臓器である腎を養ってくれます。黒きくらげは代表的な食材の一つなので、積極的に取り入れてみてください。 冬は寒い時期ではありますが、寒さにより身体の表面を閉じ、身…
秋は肺、大腸、皮膚のトラブルが多い時期。お通じを良くしておくも秋の養生の一つです。これからおいしくなるさつま芋もりんごも大腸の調子を整えてくれるもの。身体を潤してくれる豆腐と白ごまも加えた白和えはこの時期におすすめのおかずです。 何かと忙し…
秋分も過ぎ、いよいよ本格的な秋の到来です。9月9日の菊の節句でも用いられる菊はこの時期からぜひ取り入れてほしい薬膳食材の一つ。のどの痛みや目の充血などによい菊花を甘酢漬けにし、いなり寿司にしました。 秋分は昼と夜の長さがほぼ同じになる時期。自…
立秋を迎えると夏から秋へと少しずつ季節が移っていきます。食事も単純に身体を冷やすだけでなく、冷やしすぎない工夫を取り入れるとよいです。身体の余分な熱を摂るのに優れた茄子は、冷えすぎないよう薬味と一緒にとるのがおすすめです。 立秋を過ぎると少…
湿気が多い時やクーラーの部屋に長くいると夏でも汗がかけないこともあり、熱中症の原因ともなります。酸味と辛味を組み合わせた味は、適度に汗もかきつつ出過ぎないようにしてくれます。食欲も増し夏バテの予防にもなる酸辣スープは、夏の時期におすすめで…
暑さによる熱中症対策はもちろんですが、からだも疲れがちなので食欲を落とさないことも大切です。食材だけでなく調味料も工夫するとより夏の不調を防いでくれます。酢は疲労回復効果や食欲と消化の促進効果があり、夏の養生にはかかせないものです。 本格的…
日本の夏は暑さだけでなく湿気も多いので、むくみや胃腸の不調も起こりがちです。特に梅雨の時期は湿気が多いので、身体にも湿気がたまりにくいよう気をつけるとよいです。初夏においしくなるレタスは身体の余分な湿気を取り除いてくれます。 日本の夏は、暑…
暑さが続くと身体に熱がこもり、イライラしたりそわそわと落ち着きがなくなったりすることがあります。夏の食養生では、気温や太陽から受けた熱を身体にこもらないよう、身体を潤したり、熱を冷ましたりすることがポイントです。身体を潤す豚肉や豆腐と、イ…
立夏を過ぎ暦の上では夏。心臓や血管に負担がかかりやすい季節になります。熱中症の予防や梅雨のむくみ対策にも、今から心臓の働きを補い、血液と水分の循環を良くすることが大切です。ひじきなど常備している食材ですぐ作れる夏の養生サラダです。 暦の上で…
貧血にもっとも効果のある食材といえば、レバー。東洋医学では、“以臓補臓”という考えからも貧血にはレバーを取り入れます。苦手な人でも食べやすいようにミートボールにしてトマトで煮込みました。 春に限らず貧血の方が多くいらっしゃいますが、そのような…
春に負担がかかる臓器である“肝”は、血液をストックする役割があります。日頃から貧血になりやすい方はいつも以上に貧血に注意したいのが春です。血液を補ってくれるイカと胃腸の機能を高めてくれるグリーンピースのカレーピラフです。 春の臓器である肝の働…
春は仕事もプライベートも忙しくなりがちな時期。身体も溜め込む冬から、外に向かってのびる春を迎え大忙しに。いつも以上にストレスや疲れがたまりやすい季節ですので、こまめに発散していくことが必要です。クレソンや柑橘類は春に高ぶりがちな肝の気を収…
寒い日が続くものの立春を迎え暦の上では春に入りました。身体にたまっていた余分なものを出し、肝臓の解毒機能をアップしておくと春本番の準備となります。肝機能を高めるあさりやデトックス効果の高いごぼうなどこの時期に摂っておきたい食材です。また、…
小寒、大寒は1年で最も寒い時期になり、冬の養生の総仕上げの時期です。身体を温めてくれる食材をできるだけ取り入れ、寒さに負けないようにしたいもの。起陽草ともいわれるニラと身体を温め腎を補うエビの炒め物です。 身体を冷やすとよくない、と最近では…